中国 気候変動問題で仏独と首脳会談 温暖化対策で米をけん制

中国政府は、気候変動問題をめぐりフランスとドイツの両国と首脳会談を開き、協力を強化することで一致したと発表しました。アメリカのバイデン政権が4月、気候変動問題サミットを開くのを前に、温暖化対策で中国に圧力をかける動きをけん制した形です。

中国外務省は16日、習近平国家主席とフランスのマクロン大統領、それにドイツのメルケル首相が気候変動問題をめぐりオンライン形式で会談したと発表しました。

この中で、習主席は二酸化炭素の排出量を2030年までに減少に転じさせ、2060年までに実質ゼロとなるよう努力する中国の目標を改めてアピールしたということです。

また、3か国が地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」を履行し、気候変動問題をめぐる対話を強化することなどで一致したとしています。

アメリカのバイデン政権は4月22日から温室効果ガスの主要な排出国とオンライン形式でサミットを開く予定で、中国としては、これを前に温暖化対策で主導権を握るねらいもあると見られます。

今回の会談で、習主席は気候変動問題について「政治的なカードにすべきでない」と述べたということで、人権や安全保障をめぐり対立するアメリカが温暖化対策でも中国に圧力をかける動きをけん制した形です。