【得点詳細】羽生結弦 フリー今季最高も2位 日本3位 国別対抗

大阪市で開かれているフィギュアスケートの世界国別対抗戦は2日目、男子シングルのフリーでは、羽生結弦選手が前日のショートプログラムに続き今シーズンの自己ベストを更新する演技を見せたものの2位でした。
日本は2日目を終え、国別の順位で3位となっています。

世界国別対抗戦は日本やロシアなど6つの国で争う団体戦で男女のシングル、ペア、アイスダンスの4つの種目の合計で順位を競います。

大会2日目の16日は、▼男子シングルのフリーと▼ペアのショートプログラム、それに、▼アイスダンスのフリーダンスが行われました。

このうち男子シングルのフリーには羽生選手が出場し、3月の世界選手権では減点された冒頭の4回転ループを決めましたが、続く4回転サルコーが1回転になりました。その後は立て直し、トリプルアクセルを高い完成度で跳ぶなどして今シーズンの自己ベストとなる193.76をマークしました。

しかし世界選手権3連覇中のアメリカのネイサン・チェン選手の203.24に及ばず2位でした。

宇野昌磨選手は、ショートプログラムに続いてジャンプのミスが重なり164.96で6位でした。

ペアのショートプログラムでは三浦璃来選手と木原龍一選手のペアが自己ベストを更新する65.82で3位に入りました。

アイスダンスのフリーダンスでは小松原美里選手と小松原尊選手のカップルが自己ベストとなる100.82で5位となりました。

日本は2日目を終え、国別の順位で3位となっています。

羽生結弦 「来シーズン 4回転半を」

羽生結弦選手は今シーズンの自己ベストをマークしながらも2位だったフリーの演技を振り返り、「悔しい気持ちはあるが世界選手権を終えてから隔離期間もあって普通の生活ではなかった中で『よくやった』と言ってあげたいような内容だったと思う」と振り返りました。

そのうえで4回転サルコーが踏み切りが合わず1回転になった場面については「直前の6分間練習でこのジャンプを跳んだときに自分が開けた穴に思い切りはまってしまった。練習と全く同じところを跳べる精密さが自分の強みでもあるが不運なミスだった」と話していました。

そして、オリンピックが開催される来シーズンに向けては「今シーズン練習してきた4回転半のジャンプが入れられなかったのは残念に思う。ただ、4回転半を練習したからこそいろいろな発見が出来ているので、今の知識や経験を結集させて来シーズン、4回転半がそろった完成された演技を目指して頑張っていきたい」と話していました。

宇野昌磨 「覚悟が足りなかった」

宇野昌磨選手はショートプログラムに続いてジャンプでのミスが相次いだフリーの演技を振り返り、「今シーズンを世界選手権で終えようと思っていた中で出場が決まり、この大会でいい演技をするぞという覚悟が足りなかった自分が悔やまれる。チームメイトに申し訳なく恥ずかしい気持ちだが、今、僕に出来るのは悔やむことではなくみんなを応援することだと思っているのでしっかり応援したい」と話しました。

そして、オリンピックが開かれる来シーズンに向けては「課題は山積みだが、その分成長できる幅があると思っているので、時間はかかりそうでもたくさんのことに挑戦できればと思う。今シーズンいい形で終われなかったことをプラスにできるように頑張りたい」と話しました。

三浦・木原ペア 自己ベスト更新 3位

ペアのショートプログラムで三浦璃来選手と木原龍一選手のペアは自己ベストを更新する65.82をマークして3位に入りました。

三浦選手は「世界選手権のあと毎日毎日、ハードに練習してきたのがよかったのではないか。少しでも日本の力になれるようにあすも頑張りたい」と話しました。

また、木原選手は「久しぶりにお客さんの前で演技をしてすごく温かみを感じた。少しミスが出て得点がどうなるかと思っていましたがまさかのベストですごくサプライズだった」と話しました。

小松原カップル 自己ベスト更新 5位

アイスダンスのフリーダンスで小松原美里選手と小松原尊選手のカップルは自己ベストを更新する100.82で5位でした。

小松原美里選手は「次につながる収穫を得ることができた。来シーズンに向けては自分たちにあったスタイルで存分に魅力を出していければと思う」と話しました。

小松原尊選手は「今は新型コロナウイルスの影響ですごく難しい時期だが日本のみなさんの前で演技が出来てとても幸せだった。小さなミスもいい勉強になった」と話していました。

大会2日目までの順位

1位 ロシア:91ポイント
2位 アメリカ:83ポイント
3位 日本:78ポイント
4位 フランス:56ポイント
5位 イタリア:53ポイント
6位 カナダ:42ポイント

大会2日目 男子シングルフリー 主な選手の得点詳細

1位 ネイサン・チェン(アメリカ)

【得点203.24】
▽技術点(小計:107.84)
4回転フリップ:14.30
3回転アクセル+2回転トーループ:10.74
3回転ルッツ:7.55
4回転サルコー:12.80
足換えキャメルスピン:4.16(レベル4)
足換えコンビネーションスピン:4.90(レベル4)
ステップシークエンス:4.82(レベル3)
4回転トーループ+シングルオイラー+1回転フリップ:12.50
4回転トーループ※+3回転トーループ:15.26(※4分の1回転不足)
3回転アクセル:10.88
コレオシークエンス:5.10
フライング足換えコンビネーションスピン:4.83(レベル4)

▽演技構成点(小計:95.40)※各項目に2.0を掛けて計算
スケートの技術:9.50
演技のつなぎ:9.40
演技表現:9.60
振り付け:9.60
音楽の解釈:9.60

2位 羽生結弦(日本)

【得点193.76】
▽技術点(小計:99.26)
4回転ループ:13.86
1回転サルコー:0.40
3回転アクセル+2回転トーループ:11.86
3回転ループ:6.17
フライング足換えコンビネーションスピン:4.55(レベル4)
ステップシークエンス:4.75(レベル3)
4回転トーループ+2回転トーループ:14.92
4回転トーループ+シングルオイラー+3回転サルコー:16.68
3回転アクセル:11.84
コレオシークエンス:5.20
フライング足換えシットスピン:4.20(レベル4)
足換えコンビネーションスピン:4.83(レベル4)

▽演技構成点(小計:94.50)※各項目に2.0を掛けて計算
スケートの技術:9.45
演技のつなぎ:9.40
演技表現:9.40
振り付け:9.55
音楽の解釈:9.45

9位 宇野昌磨(日本)

【得点164.96】
▽技術点(小計:82.16)
3回転アクセル+4回転トーループ※:11.60(※回転不足)
4回転フリップ:13.20
4回転トーループ:4.75
3回転ループ:6.08
フライングキャメルスピン:3.42(レベル3)
3回転アクセル+シングルオイラー+1回転フリップ:10.38
3回転サルコー+3回転トーループ:10.21
2回転アクセル:4.55
ステップシークエンス:4.42(レベル3)
フライング足換えコンビネーションスピン:4.41(レベル4)
コレオシークエンス:4.80
足換えコンビネーションスピン:4.34(レベル4)

▽演技構成点(小計:84.80)※各項目に2.0を掛けて計算
スケートの技術:8.65
演技のつなぎ:8.45
演技表現:8.30
振り付け:8.65
音楽の解釈:8.35

▽減点:-2.00