陸上男子100m金メダル候補 18か月資格停止で東京五輪出場困難

東京オリンピックの陸上男子100メートルで金メダルの最有力候補と見られていたアメリカのクリスチャン・コールマン選手について、CAS=スポーツ仲裁裁判所はドーピング検査を免れる違反があったと認定し、18か月の資格停止の処分が妥当だという裁定を下しました。コールマン選手の東京大会への出場は難しくなりました。

アメリカのコールマン選手は、おととしの世界選手権の男子100メートルを9秒76の好タイムで制し、東京オリンピックの金メダル候補として注目されてきました。

しかし、おととし1年間で3回にわたり、抜き打ちのドーピング検査に必要な自分の居場所の情報を申告せず、検査を免れたなどとして世界陸連の監視機関「インテグリティー・ユニット」から2年間の資格停止処分を科されました。

この処分を不服としたコールマン選手はCASに訴えを起こしていました。

CASは16日、コールマン選手の違反を認定したうえで、3回目の違反では電話で呼び出しがあれば60分以内に自宅に帰れたことを考慮し、処分の期間は18か月に短縮することが妥当だという裁定を下しました。

この裁定が不服な場合、コールマン選手はスイスの連邦最高裁判所に上訴することができますが、東京オリンピックへの出場は難しい状況が続いています。