聖火リレー 沖縄本島の公道走るコース すべて中止 知事が発表

来月、沖縄県内で予定されている東京オリンピックの聖火リレーは、国の「まん延防止等重点措置」の適用を踏まえ、沖縄本島の公道を走るコースがすべて中止となり、リレーを2つの会場に集約して無観客で実施されることになりました。

これは沖縄県の玉城知事が16日、記者会見で発表しました。

それによりますと、沖縄県内の聖火リレーは当初、来月1日と2日に14の市町村を走るルートで実施する計画でしたが、このうち沖縄本島の9つの市が国の「まん延防止等重点措置」の対象となったため、沖縄本島の公道を走るルートはすべて中止することになりました。

沖縄本島ではその代わりとして、1日と2日のリレーの終着点となっていた名護市の名護市民会館周辺と、糸満市の平和祈念公園の2つの会場にリレーを集約したうえで、無観客で行うということです。

一方、離島の石垣市、宮古島市、それに座間味村は予定どおり、公道などで実施するということです。

玉城知事は、記者会見で「直接ご覧になることを楽しみにしていた県民には申し訳ないが、厳しい感染状況が続いている。安全、安心な聖火リレーを実施するため、ぜひ、ご協力をお願いします」と述べました。