
新潟市の酒提供の飲食店など 21日から営業時間短縮 県が要請へ
新型コロナウイルスへの対策を強化するため、新潟県は16日、新潟市内の酒を提供する飲食店などに対し、来週の21日から、営業時間を午後9時までとするよう要請することを決めました。
新潟県内では新潟市を中心に感染者数が増加していて、16日は、1日に発表される感染者数が過去最多を更新したほか、新潟市の直近1週間の感染者数は10万人当たり10人を超え、感染経路が分からない割合も30%を超えています。
こうした状況を踏まえ、新潟県は16日、対策本部会議を開いて対応を協議し、人の往来が増える大型連休を前に対策を強める必要があるとして、独自に出している「警報」を、新潟市に限って「特別警報」に引き上げることを決めました。
そのうえで、来週の21日から来月9日までの間、新潟市内で酒を提供したり接待を伴ったりするカラオケ店を含めた飲食店などに対し、営業時間を午前5時から午後9時までとするよう要請することを決めました。
県と新潟市は、対象となる店が要請に応じているか確認して回るほか、飲食店などの従業員に対する無料のPCR検査を市内全域に拡大して、協力を呼びかけることにしています。

花角知事は記者会見で「集中して徹底的に感染を抑えるため、ご協力をいただきたい」と述べました。