愛媛県 「まん延防止等重点措置」の適用 要請の検討に

連日の感染状況を受けて、愛媛県の中村知事は「まん延防止等重点措置」を愛媛県にも適用するよう、国に要請する検討に入ったことを明らかにしました。

16日に発表された感染者は、10歳未満から90代までの45人で、15日に発表の43人を上回って過去2番目に多くなりました。

居住地別でも松山市の19人をはじめ、愛媛県内20の市と町のうち、12の市町で感染が確認されました。

また、高齢者2人が亡くなり、このうち1人は、死亡後の検査で感染が確認された初めての事例だということです。

愛媛県内での累計の感染者は1864人で、死者は合わせて27人となっています。

こうした状況を受け、中村知事は会見で「『まん延防止等重点措置』を愛媛県に適用するよう、国に要請する検討に入った」と述べました。

松山市を対象とすることを検討していて、来週中には要請したい考えを示しました。

中村知事は「拡大局面の入り口にある可能性がある。変異ウイルスの市中への広がりはこれまでとは全く違うので、改めて感染拡大防止の行動をお願いしたい」と呼びかけました。