認知症の人の加入保険 生保協会が一括で確認へ

生命保険協会は、高齢化が進み認知症の人が増える中、顧客からの相談内容を踏まえてまとめた対応策を発表しました。認知症の人がどんな生命保険に加入しているか、家族が個別に会社に問い合わせなくても、協会が業界を横断して確認し、家族に回答する新たな仕組みを設け、広く周知を図るとしています。

これは生命保険協会の根岸秋男会長が、16日の記者会見で明らかにしました。

認知症の人の家族から「本人がどんな生命保険に加入しているか分からない」といった相談が多く寄せられるということですが、現状では、家族が生命保険各社に個別に問い合わせる必要があり、家族の負担になっています。

このため、ことし7月からは、生命保険協会が一括の窓口となり、協会が業界を横断して確認して回答する仕組みを設け、広く周知するとしています。

また、認知症の人や家族にとって役立つサービスを先行して行っている生命保険会社があれば、各社に情報提供し導入の検討を促すとしています。

根岸会長は「『人生100年時代』を踏まえ、高齢社会への対応として、生命保険業界における認知症に関係する課題を整理し、その解決に向けて業界としての対応などを取りまとめた」と述べ、サービス水準の引き上げに向けた取り組みを進める考えを示しました。