中部電力社長 独占禁止法違反疑い「公取委の調査に全面協力」

中部電力などが独占禁止法違反の疑いで公正取引委員会の立ち入り検査を受けたことについて、中部電力の林欣吾社長は16日の定例の記者会見で「真摯(しんし)に受け止め、調査に全面的に協力している」と述べました。

中部電力など大手の電力会社やガス会社は、料金を引き下げないことや、お互いの営業エリアで新規の顧客を獲得しないことなどを申し合わせた疑いがあるとして、独占禁止法違反の疑いで公正取引委員会の立ち入り検査を受けました。

これについて、中部電力の林社長は「大変お騒がせをしている。立ち入り検査を受けた事実を真摯に受け止め、現在、公正取引委員会の調査に対し、全面的に協力している」と述べました。

一方、事実関係の把握状況について問われると「立ち入り検査を受けたばかりで申し訳ないが、回答を差し控える」と述べました。

また、大手電力会社でつくる電気事業連合会の池辺和弘会長は、公正取引委員会の調査で実態が解明されるという見通しを示したうえで「カルテルがだめだというのは、電力会社にとどまらず、どの業界でも同じことだ。断定的なことは言わないが、そういう行動が疑われるような報道があったということは、非常に残念だ」と述べました。