小池知事“可能なかぎり東京に来ないで” 爆発的増加に危機感

東京都の小池知事は記者会見で、都内の感染者数は爆発的に増加してもおかしくないと強い危機感を示したうえで、徹底して人の流れを減らすため、エッセンシャルワーカーなどどうしても出勤が必要な人以外は可能なかぎり東京に来ないでほしいと重ねて呼びかけました。

このなかで小池知事は都内でも、感染力が強いとされる「N501Y」の、変異があるウイルスが急増しているとしたうえで「人出が高い水準で続くと、感染者数が今後、爆発的に増加してもおかしくない」と述べ、強い危機感を示しました。

そして小池知事は「『もう疲れたよ』と言わないでください。第4波と言われている感染の波は非常にきつい」と述べました。

そのうえで、都と県の境を越える移動や出勤者数の3割への抑制など、徹底して人の流れを減らすための対策に協力を求めました。

そして「毎日300万人が通勤や通学で都内との往来がある。特に都外に住む皆さんは、エッセンシャルワーカーなど、どうしても出勤が必要な人以外は、可能なかぎり東京に来ないでください」と重ねて呼びかけました。

また、感染状況が悪化した場合、政府に緊急事態宣言を要請するかどうかについて「ダラダラしないで、重点措置の期間にしっかりと対応し、進めていくことに尽きる」と述べ、宣言に至らないように対策を徹底する必要があるという考えを示しました。