北朝鮮体制 批判ビラ禁じた韓国の法律 米議会公聴会で意見交換

アメリカ議会の公聴会で、北朝鮮の体制を批判するビラを飛ばすことなどを禁じた韓国の法律をめぐって意見が交わされ、表現の自由を侵害するなどの懸念が出されました。韓国メディアは、アメリカ議会の公聴会で韓国の人権問題が扱われるのは異例だと伝えています。

人権問題を調査するアメリカ議会の委員会は15日、公聴会を開き、韓国で施行された、北朝鮮の体制を批判するビラを飛ばすことなどを禁じた法律をめぐって意見を交わしました。

テレビ会議形式で行われた公聴会には、韓国の元外交官や人権団体の関係者などが出席し、この法律が表現の自由を侵害するという懸念や見直しを求める意見が出ました。

韓国統一省は、16日の定例会見で、この法律は北朝鮮との軍事境界線に近い地域の住民の生命と安全を守るためだと改めて意義を強調したうえで「北の住民の知る権利など、人権状況の改善のために努力していく」と述べました。

一方、韓国の通信社、連合ニュースは、アメリカ議会の委員会で韓国の人権問題に関する公聴会が開かれるのは異例だとしたうえで、批判的な論調が目立ったと分析しています。

また、公共放送のKBSは、人権を重視するバイデン政権のもとで開かれた公聴会だけにどのような影響を及ぼすのか注目されると伝えています。