米大リーグ 全員背番号「42」 初めての黒人選手の功績をたたえ

アメリカで人種による差別が社会問題となる中、15日、黒人選手として初めて大リーグでプレーしたジャッキー・ロビンソンさんの功績をたたえ、すべての球団の選手がロビンソンさんの背番号「42」をつけてプレーしました。

ジャッキー・ロビンソンさんは大リーグで初めての黒人選手で、1947年から10年間、当時のブルックリン・ドジャースでプレーし、白人以外の選手の大リーグへの道を切り開きました。

その功績がたたえられ、ロビンソンさんの背番号「42」は、すべての球団で永久欠番となっていて、大リーグにデビューした4月15日は「ジャッキー・ロビンソンデー」として、毎年すべての選手や監督・コーチ、審判が「42」の背番号をつけてプレーしています。

15日は各地の試合前に黙とうがささげられ、レッドソックスに所属する澤村拓一選手も初めて「42」の背番号でプレーしました。

大リーグの黒人選手などで作るグループは、100人以上の選手がこの日の給与を寄付して慈善活動に充てることを発表し、去年は同様の取り組みで1億円以上が集まったということです。

また、この日に試合がなかったエンジェルスなど、8チームは16日の試合で「42」の背番号をつけることにしています。

アメリカでは今月11日に黒人男性が警察官に銃で撃たれて死亡し、人種差別による過剰な対応だなどとして、警察への抗議活動が起きたほか、アジア系住民に対する差別や暴力といったヘイトクライムも社会問題となっていて、こうした中で開催されたことしの「ジャッキー・ロビンソンデー」では、改めて人種の壁を打ち破ったロビンソンさんの功績に注目が集まりました。