改正文化財保護法が成立 地域の祭りや郷土料理など幅広く保護

「無形文化財」と「無形民俗文化財」に新たに登録制度を設けて、継承が危ぶまれる地域の祭りや郷土料理なども幅広く保護することを目的とした改正文化財保護法が、16日の参議院本会議で全会一致で成立しました。

改正文化財保護法は、演劇や音楽などの「無形文化財」と、年中行事などの「無形民俗文化財」に新たに登録制度を設け、多様な無形の文化財を幅広く保護することを目的としたもので、16日の参議院本会議で全会一致で成立しました。

建造物や美術工芸品などの有形の文化財には、厳しい規制の一方で補助金などの保護が手厚い「指定制度」と、届け出制が基本で緩やかな保護措置の「登録制度」がありますが、無形の文化財にはこれまで「登録制度」がありませんでした。

地域の祭りや郷土料理、それに芸能といった無形の文化財は、過疎化や少子高齢化で担い手が不足し、新型コロナウイルスの影響で活動機会も減って継承が危ぶまれていて、新しい制度に登録されれば、国から保存や公開に必要な経費が補助されます。