半導体大手ルネサスの工場火災受け台湾・TSMCが増産に応じる

大手半導体メーカー、ルネサスエレクトロニクスの工場火災の影響で自動車用の半導体不足が懸念される中、受託生産で世界最大手の台湾のTSMCがルネサス向けの増産に応じることがわかりました。

先月19日にルネサスエレクトロニクスの主力工場で起きた火災では、製造装置などが被害を受けて一部の生産が停止し、特に自動車用の半導体の供給不足が懸念されています。

こうした中、関係者によりますと半導体の受託生産で世界最大手の台湾メーカー、TSMCがルネサス向けの増産に応じることがわかりました。

日本政府やルネサスからの要請にこたえたもので、納期を前倒しして早めに出荷することも検討しているということです。

一方、ルネサスは来週19日までに生産を再開させることを目指していますが、出荷量が元の水準に戻るには数か月かかる見通しで、今後、自動車メーカーでは減産などの影響が出始めるとみられています。

TSMCが増産に応じることで影響をどこまで抑えられるかが焦点となります。

梶山経産相「状況を聞きながら対応」

工場火災の影響で自動車用の半導体の生産が一部停止しているルネサスエレクトロニクス向けに、台湾のTSMCが増産に応じることに関連して、梶山経済産業大臣は16日の閣議のあとの会見で「ルネサスが自動車各社と連携してやっていることだと思う。ルネサスの復旧や、まだ足りない部分の代替生産の依頼も含めて、私どもとしても状況を聞きながら対応できるところはお願いして対応する」と述べました。