千葉県 「まん延防止等重点措置」適用 政府に要請

千葉県は新型コロナウイルスの感染の再拡大を食い止めるためなどとして15日夜、政府に対して「まん延防止等重点措置」を適用するよう要請しました。

千葉県内では15日、2回目の緊急事態宣言が解除されて以降最も多い144人の感染確認が発表されました。

このため、千葉県は夜に開いた対策本部会議で感染の再拡大を未然に食い止める必要があるなどとして、政府に対して「まん延防止等重点措置」を適用するよう求めることを決め、正式に要請しました。

対象の地域は東京都との往来や新規感染者数などを踏まえ、県北西部の船橋市と市川市、松戸市、柏市、浦安市の合わせて5つの市となる見通しです。

また、期間は来週の今月20日から来月11日までで、対象の地域で
▽飲食店に対して営業時間をこれまでより1時間早い午後8時までにするよう求め、
▽感染防止対策の徹底について見回り調査も実施する方針です。

さらに、県内のこのほかの地域の飲食店についても引き続き営業時間を午後9時までにするよう求めるほか、県内全域で飲食店でのカラオケの自粛も呼びかけます。

熊谷知事は記者団に対し「何としても感染の再拡大を食い止めるため適用を要請することとした。県民の皆様により厳しいお願いをすることは心苦しく思うが、ご理解とご協力をお願いしたい」と述べました。