新型コロナ変異ウイルス 民間機関でも検査へ 岩手 盛岡市

感染力が強い変異した新型コロナウイルスの検査体制を強化することが課題となるなか、岩手県盛岡市にある民間の検査センターは、来週から特別な試薬を使って変異ウイルスの検査を始めることになりました。

変異ウイルスの検査を始めるのは、盛岡市の医療機器メーカーが運営している検査センターです。

変異ウイルスは、各都道府県でスクリーニング検査が行われていますが、件数が限られていて、検査体制を強化することが課題となっています。

このため検査センターでは、大阪などで広がっている感染力が高い「N501Y」の変異があるウイルスの感染の有無を来週から特別な試薬を使って調べることになりました。

また、4月末には東京や宮城などで広がっている「E484K」の変異があるウイルスの検査も行えるようになるということです。

医療機器メーカー「セルスペクト」の岩渕拓也代表取締役は「医療現場からの要望もあり、検査を始めることにしました。変異ウイルスの広がりなど地域の感染状況を正確に把握し、感染対策に役立てていきたい」と話しています。