新型コロナ 11都府県 感染状況示す6指標の状況（14日）

政府の分科会は、感染状況を示す4つのステージのうち、どのステージにあるか判断するための指標として「病床のひっ迫具合」「療養者数」「PCR検査の陽性率」「新規感染者数」「直近1週間と前の週の感染者数の比較」「感染経路が不明な人の割合」の6つを挙げています。

内閣官房のまとめによりますと、緊急事態宣言がことし出されていた10の都府県や「まん延防止等重点措置」が適用されている沖縄県では、4月14日時点で「病床のひっ迫具合」や「療養者数」などで最も深刻な「ステージ4」になっている自治体があります。

なお「病床のひっ迫具合」については、自治体の中には、すぐに受け入れることができる「即応病床数」などをもとに、異なる値を公表しているところもあります

まず、病床のひっ迫具合です。

病床使用率はステージ3が20％、ステージ4は50％が目安です。

病床全体の使用率は、
▽東京都で24％
▽埼玉県で31％
▽千葉県で24％
▽神奈川県で22％
▽愛知県で25％
▽岐阜県で17％
▽大阪府で67％
▽兵庫県で74％
▽京都府で46％
▽福岡県で23％
▽沖縄県で82％

このうち重症者用の病床は、
▽東京都で34％
▽埼玉県で16％
▽千葉県で8％
▽神奈川県で14％
▽愛知県で6％
▽岐阜県で5％
▽大阪府で65％
▽兵庫県で64％
▽京都府で22％
▽福岡県で6％
▽沖縄県で49％となっています。

続いて療養者数は、人口10万人あたりステージ3が15人、ステージ4は25人が目安です。

▽東京都で30人
▽埼玉県で21人
▽千葉県で14人
▽神奈川県で12人
▽愛知県で20人
▽岐阜県で9人
▽大阪府で114人
▽兵庫県で51人
▽京都府で25人※
▽福岡県で10人
▽沖縄県で84人

※京都府は「24.7人」でステージ3。

最近1週間のPCR検査などの陽性率です。

目安の値はステージ3、ステージ4ともに10％です。

▽東京都で5.1％
▽埼玉県で3.8％
▽千葉県で4.4％
▽神奈川県で4.7％
▽愛知県で3.8％
▽岐阜県で2.9％
▽大阪府で9.0％
▽兵庫県で11.6％
▽京都府で7.3％
▽福岡県で2.5％
▽沖縄県で7.3％となっています。

人口10万人あたりの直近1週間の新規感染者はステージ3が15人、ステージ4は25人が目安です。

▽東京都で25人
▽埼玉県で13人
▽千葉県で10人
▽神奈川県で12人
▽愛知県で15人
▽岐阜県で7人
▽大阪府で74人
▽兵庫県で41人
▽京都府で22人
▽福岡県で10人
▽沖縄県で56人となっています。

直近の1週間と、その前の週の感染者数の比較は、目安の値はステージ3、ステージ4ともに1倍です。

▽東京都で1.19
▽埼玉県で1.03
▽千葉県で1.01
▽神奈川県で1.30
▽愛知県で1.42
▽岐阜県で1.45
▽大阪府で1.47
▽兵庫県で1.5
▽京都府で1.36
▽福岡県で2.08
▽沖縄県で1.14となっています。

最後に感染経路が不明な人の割合です。

目安の値はステージ3、ステージ4ともに50％です。

▽東京都で60％
▽埼玉県は47％
▽千葉県で55％
▽神奈川県で49％
▽愛知県で42％
▽岐阜県で40％
▽大阪府で64％
▽兵庫県で55％
▽京都府で51％
▽福岡県は58％
▽沖縄県で59％でした。