余ったワクチン2日連続で廃棄 京都の特別養護老人ホームで

12日から始まった新型コロナウイルスのワクチンの高齢者への接種で、京都市にある特別養護老人ホームがキャンセルなどで余ったワクチンを2日連続で廃棄していたことがわかりました。

京都市によりますと、京都市左京区にある特別養護老人ホームは、入所者などへの接種を始めた12日に予定していた40人のうち、職員2人が体調不良などから欠席したため、2回分のワクチンを廃棄したということです。

また、2日目の13日は予定していた人すべてに接種を行いましたが、1回分のワクチンが余り廃棄したということです。

市によりますと、施設側は準備をしていない人に急きょ接種を行うことは、体調面などを考えると避けるべきだと判断したと説明しているということです。

これを受けて京都市は、高齢者施設などに対し、キャンセルなどでワクチンが余った場合に備えて、代わりに接種を受ける人をあらかじめ決めるなど接種計画を見直すよう求めています。