大阪府吉村知事「重症医療が危機」不要不急の外出自粛求める

大阪府の吉村知事は記者会見で、府内の新型コロナの感染者が13日、過去最多となったうえ、重症患者の病床がひっ迫して「重症医療が危機にある」として、府民に対し改めて不要不急の外出自粛を強く求めました。

この中で吉村知事は、府内の感染状況について「きのうの感染者が1000人を超えるなど、20代から30代を中心に広がり続けており、危機感を持っている」と述べました。

中でも重症患者の人数が、先月20日の時点で55人だったのが、13日は233人と急増し、運用できる重症病床数を上回っていると説明し「医療体制は非常にひっ迫し、重症医療の危機という状況にある」と述べました。

そのうえで吉村知事は「府民の皆さんには不要不急の外出を特にお控えいただきたい。大阪府外への不要不急の外出・移動の自粛にも協力をお願いしたい」と述べ、府民に改めて不要不急の外出自粛を強く求めました。

このほか吉村知事は、14日夜開く府の対策本部会議で、小中学校や高校での部活動を原則自粛するといった、教育現場での対策強化などを決めたい考えを示しました。