アメリカ 消費者物価 8年7か月ぶり上昇 急激なインフレ懸念も

アメリカの3月の消費者物価は、前の月に比べた上昇幅が0.6%と、8年7か月ぶりの大幅な上昇を記録しました。景気の回復を反映したものですが、急激なインフレにつながる懸念も出ています。

アメリカ労働省が13日発表した先月の消費者物価は、前の月と比べて0.6%上昇しました。

これは、2012年8月以来、8年7か月ぶりの高い水準となります。

分野別に見ますと、ガソリンが9.1%とエネルギー分野が大幅に値上がりしたほか、中古車が0.5%、航空運賃が0.4%、それぞれ上昇しました。

先月の消費者物価は、前の年の同じ月と比べても、2.6%の上昇で、こちらは、2年7か月ぶりの大きさとなっています。

アメリカはワクチン接種の広がりや経済活動の再開、それに政府の大規模な経済対策で景気回復のペースが速まっています。

幅広いモノやサービスで需要が高まる一方で、新型コロナウイルスの影響で縮小した供給が追いつかないことも、物価の上昇につながっていると見られています。

今回の大幅な物価上昇で、急激なインフレにつながる懸念も出ていますが、FRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長は景気回復は完全ではないとして、大規模な金融緩和を当面継続する姿勢を示しています。