兵庫県「うちわ会食」に神戸市が反論“感染高める可能性”

兵庫県の井戸知事が呼びかける「うちわ会食」をめぐって、神戸市は13日「かえって感染の危険性を高める可能性がある」と反論し、市内の飲食店にはうちわを配らないよう県に申し入れました。

兵庫県 うちわ計32万本配布を発表

兵庫県の井戸知事は、先週9日、飲食店での感染防止策として、会話をする際はうちわや扇子を使って口を覆い、飛まつを防ぐ「うちわ会食」を呼びかけ、神戸市などの飲食店に、うちわ、あわせて32万本を配布すると発表しました。

神戸市「検証不十分」と反論

一方、神戸市は、13日県に対し、「うちわを使用することによって、どの程度、飛まつ感染を防止する効果があるのか検証が不十分だ」と反論し、市内の飲食店には、うちわを配らないよう求める申し入れを行いました。

申し入れでは、「うちわを使って食事をすることが安全であるというメッセージを与えかねず、かえって感染の危険性を高める可能性がある」としています。

神戸市は、大人数や長時間の会食は避け、仮に会食する際は、
▼なるべく普段から一緒にいる人と少人数で行い、
▼1メートル以上の距離を取ること、
▼1つ以上、席を空けること、
▼大声を出さないことを呼びかけています。