プロレス道場で新人研修“闘う勇気持って” 新潟の建設会社

新入社員に社会で闘う勇気をもってもらおうと、新潟市の建設会社が、プロレスの道場でトレーニングを受ける新人研修を行いました。

この研修を企画したのは、新潟市にある建設業などを営む会社で、13日は市内にあるプロレスの道場で、新入社員7人と社長がレスラーの指導のもと、トレーニングに挑みました。

感染を防ぐのため、研修は窓を開けたうえで、全員マスクをつけて行われ、社員らはまず羽交い絞めにされた場合の逃げ方など護身術を教わりました。

続いて、本格的なトレーニングが行われ、腹筋などの筋トレと道場の床と、床から一段高いリングとの間を素早く上り下りする運動の組み合わせを、10セットこなしました。

トレーニングは1時間半におよび、社員らは息を切らし徐々に口かずが少なくなっていきましたが、講師から「テンションが下がっていますよ」と声をかけられると、励まし合って取り組んでいました。

研修は、プロレス好きの社長の発案で、新入社員に勇気と連帯感をもってもらおうと初めて企画したということで、女性社員は「社会人は体力勝負のところが必ず出てくると思うので、きょうつけた体力を維持したいです」と話していました。

建設会社の渡辺さゆり社長は「新入社員には、どんなことでも諦めないで、やり抜く気持ちを身につけてもらいたい」と話していました。