賭博罪で略式命令の黒川弘務元検事長 罰金20万円を納付

去年の緊急事態宣言の中、新聞記者らと賭けマージャンをしていたとして賭博の罪で略式命令を受けた東京高等検察庁の黒川弘務元検事長が、13日までに罰金20万円を納付したことが関係者への取材でわかりました。これにより一連の刑事手続きは終了しました。

東京高等検察庁の黒川弘務元検事長(64)は、去年の緊急事態宣言の中、産経新聞の記者2人と、朝日新聞の記者だった社員1人とともに賭けマージャンをしていたとして賭博などの疑いで刑事告発され、東京地方検察庁は去年7月、元検事長を起訴猶予にしました。

しかし、東京第6検察審査会は去年12月、「違法行為を抑止する立場にあった元検事長が、漫然と継続的に賭けマージャンを行っていたことが社会に与えた影響は大きい」と指摘して「起訴すべきだ」と議決し、東京地検は再捜査の結果、先月、一転して元検事長を賭博の罪で略式起訴し、東京簡易裁判所に罰金10万円を命じるよう求めました。

これに対し簡易裁判所は、検察の求めを上回る罰金20万円の略式命令を出していましたが、関係者によりますと、元検事長は13日までに罰金を納付したということです。

元検事長とともに起訴猶予となり、検察審査会が「不起訴は不当だ」と議決をしていた新聞記者ら3人は再捜査の結果、すでに不起訴になっていて、罰金が納付されたことで一連の刑事手続きは終了しました。