サイバー攻撃受けても乗っ取られない 国産ドローン試作機公開

サイバー攻撃を受けても乗っ取られない、セキュリティー機能を高めたドローンの試作機が公開されました。複数の国内メーカーが共同開発している“国産ドローン”で、防衛省や警察庁といった政府機関などで使われることを想定しています。

この試作機はヤマハ発動機やNTTドコモなど、国内メーカー5社が経済産業省の委託を受けて開発しました。

幅は65センチ、重さが1.7キロほどの撮影用小型ドローンで、日本の政府機関やインフラ事業者で使われることを想定しています。

飛行性能が高いだけでなく、サイバー攻撃を受けて機体が乗っ取られたり、集めた画像の情報が抜き取られたりしないようデータを暗号化するなど、高いセキュリティー機能を備えているのが特徴です。

ドローンは撮影などの民生用だけでなく、最近では警備や重要なインフラの点検などにも活用されていますが、国内で使われている小型のドローンは中国をはじめ多くは海外製です。

開発したメーカーでは、導入を検討している防衛省や警察庁とも協議して、年度内にも販売を始める計画で、安全保障の分野を中心に“国産ドローン”普及のきっかけとしたい考えです。

開発にかかわっている自律制御システム研究所の鷲谷聡之社長は「国内にはこれまで性能のいい安全・安心なドローンがなかったが、国内メーカーの力を集結して必要なドローンがつくれたのは大きな成果だ」と話していました。