調理の音など組み合わせた音楽で「黙食」の時間楽しんで 京都

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、黙って食事をする「黙食」の時間を楽しんでもらおうと、京都市の飲食店が、調理の音などを組み合わせて作った音楽を発表しました。

京都市東山区にある中華料理店で発表されたのは、食材の調理音などを組み合わせて作った音楽です。

調理の音を聞くことで、提供された食事ができあがるまでの光景を頭に浮かべながら黙って食べる=「黙食」を楽しんでもらおうと、音楽関係者などが作りました。

3分間の音楽では野菜を炒めたり、えびを揚げたりする中華料理の調理音のほか、京都市内を流れる鴨川や神社の鈴の音など、京都を表現する音も含まれています。

企画した梶友宏さんは「食べている間は音を聞いてもらい、食べ終わったらマスクをして会話をするという意識づけにつながってほしいです。調理の音を聞くことで、ちゅう房で作られている臨場感を味わいながら料理を楽しんでほしいです」と話していました。

音楽はこの飲食店で15日から、食事のコースに合わせて流されるということです。