新たに見つかった森鴎外の自筆原稿を一般公開 島根 津和野町

明治の文豪、森鴎外の自筆原稿が新たに見つかり、出身地の島根県津和野町の記念館で一般公開が始まりました。

森鴎外は、明治から大正にかけ「舞姫」など数多くの文学作品を残すとともに陸軍の軍医として活動しました。

鴎外が明治時代に赴任していた北九州市で、新聞社に寄稿した自筆の随筆原稿2点が新たに見つかり、13日から出身地の津和野町にある森鴎外記念館で一般公開が始まりました。

いずれの原稿も本名の「森 林太郎」の名前で書かれ、奈良時代の終わりから平安時代の初めにかけての貴族、和気清麻呂が小倉の足立山で泉を掘り当てたという伝説についてまとめられています。

原稿は墨で書かれ、書き直したりことばを足したりして、何度も推こうを重ねた様子がわかります。

記念館によりますと、2つの原稿は、所蔵していた北九州市の医師の子孫の関係者から去年9月、寄贈されたということです。

森鴎外記念館の大山優子主任主事は「鴎外の小倉時代の原稿は見つかっているものが少なく、とても貴重なので多くの人に見てほしい」と話していました。

一般公開は、ことし8月29日まで行われます。