ウクライナでのロシア軍増強に「深い懸念」 G7外相が共同声明

ウクライナ東部の情勢をめぐり緊張が高まる中、G7=主要7か国の外相は共同声明を発表し、ロシアが現地で軍の部隊の大規模な増強を続けているとして「深い懸念」を表明したうえで、ロシア政府に対し、直ちに緊張の緩和に向けた措置をとるよう求めました。

ウクライナ東部では、国境を接するロシアを後ろ盾とする親ロシア派の武装勢力と、政府軍の間で散発的な戦闘が相次いで死者が出るなど、緊張が高まっています。

こうした中、日本を含むG7各国の外相とEU=ヨーロッパ連合の上級代表は12日、共同声明を発表し、ロシアが国境地帯やクリミア半島に展開する軍の部隊の大規模な増強を続けているとして「深い懸念」を表明しました。

そして、部隊の大規模な増強は「脅迫的で地域を不安定化させる行動だ」と非難したうえで、ロシア政府に対し、直ちに緊張の緩和に向けた措置をとるよう求めました。

また、G7の外相らは「ウクライナの独立や主権、領土保全に対するわれわれの揺るぎない支持を再確認する」として、ロシアをけん制しました。

アメリカのブリンケン国務長官とオースティン国防長官は、今週、ベルギーの首都ブリュッセルを訪問する予定で、NATO=北大西洋条約機構の加盟国とウクライナ情勢についても対応を協議する方針です。