WHO事務局長「接種進むも世界の死者数4週連続増 対策徹底を」

WHO=世界保健機関のテドロス事務局長は、世界各地で新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでいるものの、死者の数は4週連続で増加しているとして、マスクの着用や手洗いなどの感染対策を引き続き徹底するよう呼びかけました。

WHOのテドロス事務局長は12日の定例の記者会見で、世界各地で新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、これまでに7億8000万回余りにのぼっていると述べました。

一方で、ことし1月から2月にかけては6週連続で減少していた世界全体の感染者数はここにきて7週連続で増加し、死者の数も4週連続で増えているということです。

テドロス事務局長は「ワクチンは極めて重要で効力があるが、唯一の手段ではない」と述べ、ソーシャルディスタンスの確保やマスクをつけること、それに手をこまめに洗うなど、感染対策を引き続き徹底するよう呼びかけました。

イギリス・オックスフォード大学の研究者などが運営するサイト「アワ・ワールド・イン・データ」によりますと、世界で新型コロナウイルスのワクチンを少なくとも1回接種した人が人口に占める割合は、今月10日の時点でイスラエルが61.3%、イギリスが47.3%、アメリカが35%などとなっているのに対し、日本は最新の9日時点のデータで0.8%となっています。