高齢者へのコロナワクチン接種 初日の12日は1139人が受ける

12日から始まった新型コロナウイルスワクチンの高齢者への優先接種。初日は、全国で少なくとも1100人余りが接種を受けたことが厚生労働省のまとめで分かりました。

アメリカの製薬大手ファイザーなどが開発したワクチンは、2月以降112万人余りの医療従事者に接種が行われ、このうちおよそ56万人が2回目の接種を終えています。

きのうからは、65歳以上の高齢者およそ3600万人を対象に優先接種が始まりました。

11日までに全国の自治体に配送された高齢者向けのワクチンはおよそ5万人分で、最初は数に限りがあることから限定的に接種が進められます。

厚生労働省によりますと初日の12日は、午後7時までに全国で合わせて1139人の高齢者が接種を受けたということです。

厚生労働省は今後、自治体への配送量を増やしていく計画で、ことし6月中には対象の高齢者全員が2回接種できる量を配送する見通しだとしています。