千葉 新型コロナ 3人死亡 103人感染確認 13人変異ウイルス確認

千葉県では12日、新たに13人が変異した新型コロナウイルスに感染していたことが確認され、これまでに県内で確認された変異ウイルスの感染者は合わせて103人となりました。

千葉県によりますと変異ウイルスへの感染が確認されたのは、いずれも県内に住む海外渡航歴のない20代から80代の男女合わせて13人です。

このうち40代から80代の男性3人は、県内の医療機関で発生した変異ウイルスの感染者の集団=クラスターによる感染で、この医療機関での感染者は合わせて16人となりました。

これでこれまでに県内で変異ウイルスへの感染が確認されたのは合わせて103人となり、県内で1例目の感染確認が発表された先月3日から1か月余りで100人を超えました。

県疾病対策課は「変異ウイルスが連日、確認されて予断を許さない状況だ。積極的な調査を行い感染の拡大防止に努めていきたい」と話しています。

また県内では12日新たに103人が新型コロナウイルスに感染したことが確認され、これまでに県内で感染が確認された人は合わせて3万834人となりました。

このうち千葉市中央区にある千葉県がんセンターでは、これまでに30代から80代の入院患者合わせて5人の感染が確認され、千葉市はクラスターが発生したと発表しました。

センターによりますとこの5人はいずれも同じ病棟に入院していて、この病棟と同じ階にある別の病棟も含めたすべての入院患者と職員合わせて170人余りの検査が進められています。

また、この影響で、この病棟への入院や、一部の手術が制限されているということです。

このほか、我孫子市にある西消防署ではこれまでに20代から30代の消防隊員合わせて5人の感染が確認され、県はクラスターが発生したと発表しました。

消防署によりますと消防本部から応援職員をもらうなどして業務に影響がでないよう対応しているということです。

また、感染が確認され、県内の医療機関に入院していた70代から80代の男性3人の死亡が新たに発表され、死亡した人は合わせて589人になりました。