新型コロナ ワクチン 世界で4億人超が1回以上接種

世界で新型コロナウイルスのワクチンを少なくとも1回接種した人の数は4億人を超えています。

イギリス・オックスフォード大学の研究者などが運営するサイト「アワ・ワールド・イン・データ」によりますと、世界で新型コロナウイルスのワクチンを少なくとも1回接種した人の数は、具体的な内訳が確認できない国や地域を除いて、10日の時点で、4億3096万人となっています。
このうち最も多いのは
▽アメリカで1億1714万人、次いで、
▽インドが8889万人
▽イギリスが3201万人
▽ブラジルが2051万人となっています。
また、少なくとも1回接種した人が人口に占める割合は、
▽中東のイスラエルが61.4%
▽イギリスが47.1%
▽チリが38.5%
▽アメリカが35%で、世界全体では5.5%となっています。

このうちファイザーなどが開発したワクチンの接種が去年12月に始まったイスラエルでは、新たな感染者数の減少傾向が2か月以上続いていて、ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、今月11日の時点の1日当たりの新たな感染者数は120人となっています。
また、このワクチンの接種を世界で最も早く始めたイギリスでも新たな感染者数の減少傾向が続いていて、人口の大部分を占めるイングランドでは、1回目の接種を受けた人は60歳以上の95%にのぼっています。
このほか、2回接種することになっているワクチンを2回とも接種するなど、接種が完了した人の割合は、
▽イスラエルが56.9%
▽チリが24.3%
▽バーレーンが22.1%となっています。