3月の銀行と信用金庫の融資残高 579兆円余 4か月連続過去最高

銀行と信用金庫が企業や個人に融資した残高は、先月、1か月間の平均で579兆円余りとなり、4か月連続で過去最高を更新しました。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、飲食業や宿泊業で追加的な資金の借り入れがあったことなどから、引き続き高い水準となっています。

日銀が発表した「貸出・預金動向」によりますと、全国の銀行と信用金庫が企業や個人向けに行った融資の残高は、先月1か月間の平均で579兆9945億円となりました。

4か月連続で過去最高を更新し、比較ができる2000年以降で最も多くなりました。

新型コロナの感染拡大の影響で、飲食業や宿泊業で追加的な資金の借り入れがあったことや、民間の金融機関で実質無利子・無担保融資の申し込み期限を前にした駆け込みの資金需要が見られたとしています。

一方、企業や個人による預金は、消費の抑制が見られたことなどから、先月1か月間の平均で811兆8435億円と、過去最高となりました。

日銀は「新たに、東京など3都府県にまん延防止等重点措置が適用されるなど、新型コロナの影響が続く中で、資金需要の動向を引き続き注視したい」としています。