社会

菅首相「高齢者への1日も早いワクチン接種が重要」

新型コロナウイルスの高齢者へのワクチン接種が、12日から始まったことについて、菅総理大臣は、衆議院の決算行政監視委員会で、重症化する割合の高い高齢者への1日も早い接種が重要だとして、地方自治体へのすみやかな配送に努める考えを示しました。
この中で菅総理大臣は「まずは重症化率の高い高齢者の皆さんに対して、1日も早く接種をすることが大事だ。きょうから始まるが、5月の連休明けには数多くのワクチンが日本に入ってくる。6月末には1億回分を確保することができる」と述べました。

そのうえで「地方自治体に接種をお願いするので、進み具合は注視しなければならない。できるだけ早くお願いしたいし、1日も早く国民に届けるようにしたい」と述べ、地方自治体の接種状況を見ながら、すみやかな配送に努める考えを示しました。

一方、菅総理大臣はワクチンの接種体制をめぐり「予期せぬ感染症に対するワクチンについて、国内開発や生産、速やかに接種できる体制を確立しておくことは危機管理上、極めて重要だ。しっかりと対応していきたい」と述べました。

加藤官房長官「円滑な接種に全力」

加藤官房長官は、午前の記者会見で「ワクチンは、発症を予防し、死亡者や重症者をできるだけ減らすことを目的として接種をしている。きょうから高齢者向けの接種が開始されるが、重症化リスクが高い高齢者に、接種を進めることは、意義がある重要なことだ」と述べました。

そのうえで、希望する人が接種を受けられる時期について「実際に接種を実施する自治体の対応など、さまざまで、それぞれの実情に応じて作成された計画によることとなる。政府としては、各自治体で円滑な接種が進むよう、1日でも早く接種が行われるよう緊密に連携しながら接種体制の構築に全力で取り組んでいきたい」と述べました。

また、加藤官房長官は「接種そのものは、国民一人一人が、みずからの意思で決定していただくことなので、科学的知見に基づいて、正確な情報発信にしっかり努め、希望する方が接種できるような機会をしっかりつくっていくことが大事だ」と述べました。

立民 枝野代表「菅首相に危機感ない」

立憲民主党の枝野代表は、党の役員会で「ワクチン接種は、高齢者ですら、いつまでに終わるのか全く見通しがたっていない状況だが、菅総理大臣には危機感も当事者意識もない。当事者としてこの危機を乗り越える意識がないなら、いつでもこちらに政権を譲ってもらう。そのつもりで準備を進めていく」と述べました。

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