JR福知山線 脱線事故から25日で16年 現場周辺を歩く催し 兵庫

107人が死亡したJR福知山線の脱線事故から今月25日で16年になるのを前に、兵庫県尼崎市で事故を風化させないよう現場周辺の沿線を歩く催しが2年ぶりに行われました。

この催しは、事故でけがをした人や家族などが事故を風化させないために毎年行っていて、兵庫県尼崎市の現場沿線のおよそ2キロの道のりを歩きます。

去年は新型コロナウイルスの影響で中止され、2年ぶりの開催となったことしも一般の人への参加の呼びかけは見合わせ、関係者10人で行われました。

参加した人たちはJR塚口駅近くの公園を出発し、線路沿いを歩いたあと、白いカーネーションの花を手に持って事故現場に設置された追悼施設「祈りの杜」を訪れ、犠牲者を悼みました。

3両目に乗っていて腰の骨を折る大けがをした増田和代さん(51)は「みんなと歩けてよかった。この催しを通して、被害者がこれからも安全を訴えていく使命を感じた」と話していました。

また、事故で次女が大けがをした三井ハルコさん(65)は「コロナ禍で中止も考えたが、例年と違う形でも開催できてよかった。事故は遠くなりつつあり、忘れないためにも続けていきたい」と話していました。