桜花賞 ソダシ優勝 「白毛」の馬 クラシックレース優勝は初

競馬のことし最初のクラシックレース、「第81回桜花賞」が阪神競馬場で行われ、2番人気のソダシが優勝しました。ソダシは全身の毛が白い「白毛」(しろげ)の馬で、「白毛」の馬がクラシックレースで優勝するのは初めてです。

ことし最初のクラシックレースとなった桜花賞は、兵庫県宝塚市にある阪神競馬場の芝1600メートルのコースで争われ、18頭が出走しました。

全身の毛が白い「白毛」のソダシは、レース序盤から前方につけてそのまま終盤を迎え、最後の直線で一気に伸びて先頭に立ちました。

そして、追い上げてきた1番人気のサトノレイナスからも逃げ切って優勝を果たしました。

タイムは1分31秒1で、これまでの記録を1秒6更新し桜花賞のレースレコードとなりました。

またコースレコードを0秒8更新するタイムでした。

JRAによりますと「白毛」の馬がクラシックレースで優勝するのは初めてです。

払戻金は、
▽単勝が4番で360円
▽枠連が2-8で520円
▽馬連が4番-18番で670円
▽馬単が4番ー18番で1280円
▽三連複が2番ー4番ー18番で2660円
▽三連単が4番ー18番ー2番で1万400円
▽ワイドは4番ー18番が290円、2番ー4番が1030円、2番ー18番が950円でした

ソダシとは

ソダシは、2018年に北海道安平町にある競走馬の生産牧場、「ノーザンファーム」で生まれた3歳のひん馬、雌の馬です。

JRA=日本中央競馬会によりますと名前はサンスクリット語で「純粋、輝き」を意味していて、サラブレッドとしては極めて珍しい「白毛」の馬です。

2歳となった去年は、7月のデビュー戦で初勝利を挙げたあと重賞レースを立て続けに制しデビューから3連勝としました。

去年12月に行われた2歳ひん馬のナンバーワンを決めるG1レースでは、1番人気に推される中、「白毛」の馬として初めてG1を制しました。

ここまでは、レース終盤まで上位につけて最後の直線で引き離す力強い脚を見せるなどの戦いぶりで勝利を重ねていました。

ファンの人気も高まっていてJRAでは9日午後5時から真っ白なソダシのぬいぐるみの販売をインターネットで始めましたが、わずか数分で売り切れたということです。

ソダシはデビュー以来、無敗の4連勝で迎えた11日の桜花賞で「白毛」の馬で初めてクラシックレース制覇という偉業を成し遂げました。

吉田隼人騎手 「強い馬 僕の財産」

ソダシに騎乗した吉田隼人騎手は「最高に気持ちがいい。スタート前の雰囲気もよくレース中の手応えも十分で周りを確認する余裕もあった」と振り返りました。

「白毛」の馬のクラシックレース初制覇については「周囲から『話題性だけで本当に強いのか』と言われていたので、見返そうと思っていた。自分が思っている以上にソダシが力を出してくれた」と話していました。

今後に向けては「騎手になってこれだけ強い馬に乗れるのは光栄なことで僕の財産だ。期待を裏切らないようこれからも人馬ともに頑張りたい」と話していました。

サラブレッド 「白毛」 極めて珍しく

JRA=日本中央競馬会によりますとサラブレッドの毛色は8つあり、生まれた時から全身の大半の白い馬が「白毛」と分類されています。

さらに「白毛」のサラブレッドは極めて珍しく、日本にはわずかしかいないということですが、なぜ「白毛」の馬が生まれるのかは十分に解明されていないということです。

「白毛」に近い毛色で、黒や茶色などの毛が一部に混じった「あし毛」があります。

「あし毛」では、かつて“あし毛の怪物”と呼ばれたオグリキャップが有名ですが「白毛」の馬の活躍は非常にまれだということです。