熊本地震からまもなく5年 益城町で追悼式

270人以上が亡くなった熊本地震からまもなく5年になります。大きな被害を受けた熊本県益城町では11日、追悼式が開かれました。

益城町が開いた追悼式には遺族など130人余りが参加し、初めに黙とうして亡くなった人たちを悼みました。

このあと、祖父母を亡くした長石美輪さん(41)が「私は、地震で大好きだった祖父母を亡くしました。あの時の経験と教訓をむだにせず、災害に備えることが大切だと思います」などと述べました。

5年前の熊本地震では熊本県内で、関連死を含めて273人が亡くなり、このうち、2度にわたる震度7の揺れで大きな被害が出た益城町では45人が亡くなりました。

参加した人たちは祭壇前の献花台に静かに花を手向けていました。

84歳の姉を亡くした米満益男さん(75)は「振り返るとあっという間の5年間でした。姉はまだ元気だったし、もっと長生きしてほしかったですが、今は前に進むしかないと思っています」と話していました。

益城町では、地震の翌年には、18の仮設住宅で3900人余りが避難生活をしていましたが、いまは「木山仮設団地」に集約され、3月末時点では52世帯152人が暮らしています。