競泳 東京オリンピック日本代表 4人追加選出 総勢33人に

日本水泳連盟は東京オリンピックの競泳の日本代表について11日、正式に発表しました。10日まで行われた日本選手権で派遣標準記録を突破した池江璃花子選手や萩野公介選手などが選ばれたほか、リレー種目のメンバーとして塩浦慎理選手など男女合わせて4人が追加で選ばれ代表メンバーは33人となりました。

東京オリンピックの競泳の日本代表に選ばれたのは10日まで東京・江東区の東京アクアティクスセンターで行われた日本選手権の各種目の決勝で派遣標準記録を突破した池江選手や萩野選手、それにおととしの世界選手権で優勝し、すでに代表に内定していた瀬戸大也選手など29人です。

また派遣標準記録には届かなかったものの、リレー種目の選考を兼ねた男子100メートル自由形で5位だった塩浦慎理選手や女子200メートル自由形で2位だった白井璃緒選手、3位の増田葵選手、4位の池本凪沙選手の合わせて4人が追加で選ばれました。

これにより、競泳の日本代表メンバーは33人となりました。

追加で選ばれた選手のうち塩浦選手について、日本水泳連盟では「男子400メートルリレーで代表に入った松元克央選手が男子200メートル自由形でおととしの世界選手権の優勝タイムより速いタイムをマークしたことから、松元選手のリレー種目の負担を減らし個人種目に集中させるための特別措置」としています。

このほか、代表選手が新型コロナウイルスに感染するなどして出場できなくなった場合に備えて補欠選手も合わせて選ばれ、派遣標準記録を突破したものの代表入りを逃していた個人メドレーの清水咲子選手や、リオデジャネイロ大会の男子200メートルバタフライの銀メダリストで、今回の日本選手権では背泳ぎで派遣標準記録を突破した坂井聖人選手、バタフライの森本哲平選手の3人が選ばれました。

男子100メートル自由形5位 塩浦慎理

塩浦慎理選手は神奈川県出身の29歳。

短距離の自由形が専門で1メートル88センチの長身とパワフルな泳ぎが持ち味で、競泳の中で最も速いタイムで決着がつく男子50メートル自由形の日本記録保持者です。

ジュニア時代から海外の強豪がひしめく短距離の自由形から、メダルの可能性が高い200メートル自由形やバタフライへの転向をたびたび勧められましたが、「速い人が1番かっこいい」とこだわり続けてきました。

リオデジャネイロオリンピックは男子400メートルリレーの8位入賞に貢献し、個人でもおととしの世界選手権、50メートル自由形で日本選手として18年ぶりに決勝に進出しました。

女子200メートル自由形2位 白井璃緒

白井璃緒選手は兵庫県出身の21歳。

背泳ぎと自由形を得意としています。

大学に入学後、日本代表の平井伯昌ヘッドコーチの指導を受けて力を伸ばし、ウエイトトレーニングで上半身のパワーアップを図るなど、持ち味とする大きなストロークに力強さが加わりました。

初めて出場したおととしの世界選手権では女子200メートル自由形で8位でしたが、この種目で日本選手として初めて決勝に進み、潜在能力の高さを見せました。

6人きょうだいの末っ子で、同じく水泳選手だった兄や姉が果たせなかったオリンピックの代表権を初めてつかみました。

女子200メートル自由形3位 増田葵選手

増田葵選手は岡山県出身の24歳。

自由形の中距離を得意としています。

持久力を生かした後半に追い上げる展開が持ち味です。

去年12月の日本選手権では▼女子400メートル自由形で4位、▼女子200メートル自由形では8位でした。

女子200メートル自由形4位 池本凪沙

池本凪沙選手は京都府出身、18歳の大学1年生です。

自由形を専門としていて、1メートル71センチの身長を生かした大きなストロークの伸びやかな泳ぎが特長です。

200メートルを得意としています。

2019年の世界選手権では女子800メートルリレーでアンカーを務め、東京オリンピックの出場権獲得に貢献しました。

もともと後半に追い上げるレース展開を得意としていましたが、東京オリンピックに向けて持久力に磨きをかけ前半から攻めるレースに取り組むことで、タイムを伸ばしてきました。