あすからワクチン接種“自治体支援に万全期す”河野規制改革相

新型コロナウイルスの高齢者へのワクチン接種が12日から始まるのを前に、河野規制改革担当大臣は、NHKの「日曜討論」で、接種を円滑に進めるため、自治体の支援に万全を期すとともに、ワクチンの有効性などに関する情報発信を強化する考えを示しました。

この中で、河野大臣は、12日から始まる高齢者へのワクチン接種について「重症化する割合の高い高齢者に打ってもらうと、病院に対する負担も徐々に軽減されていく。自治体をしっかりサポートし、接種のスピードを少しでもはやくしていきたい」と述べました。

そのうえで「副反応は起きるが、ワクチンの有効性は非常に高く多くの方に打つという判断をしていただきたい」と述べ、ワクチンの有効性などに関する情報発信を強化する考えを示しました。

また、河野大臣は「これから先、さまざまな変異ウイルスに対応するワクチンをなるべく早く打てるようにするのが大事だ。また、国内でワクチンの開発や生産ができれば、非常に供給は楽になるので、国としてもサポートしていかなければいけない」と述べました。

一方、4月26日の週から配送するワクチンについて「自治体からの希望は配送できる量を少し超えている。あす以降、どれくらい配れるかを都道府県にお知らせし、各市町村への配分を決めていってもらう」と述べました。