ミャンマー 1日で市民82人死亡 軍や警察が激しい弾圧

軍への抗議デモが続くミャンマーでは今月9日、中部のバゴーで軍や警察が銃撃に加えて重火器も用いた激しい弾圧を加え、現地の人権団体によりますと、1日だけで市民82人が死亡しました。

ミャンマーでは軍に抗議するデモが全土で続き、最大都市ヤンゴンに隣接する中部のバゴーでは、軍の締めつけが強まる中でも連日デモが行われていました。

現地の人権団体によりますと、これに対し軍や警察は9日早朝から銃撃に加えて、爆弾などの重火器も用いて激しい弾圧を加え、多数の死傷者が出ました。

さらに軍や警察は路上に横たわる遺体や重傷を負った人たちを連れ去ったうえ、けが人の手当てをしようとしたボランティアの救助隊が近づくことも許さなかったということで、手当てを受けられなかった人たちが多量の出血で亡くなったということです。
現地の人権団体によりますと、9日だけで市民82人が犠牲になったということで、2月1日のクーデター以降、今月10日までの犠牲者の数は701人に上っています。

バゴーでの激しい弾圧を受けて、ミャンマーにある国連の事務所は10日夜に声明を発表し「暴力を直ちに止め、治安部隊にはけが人の治療を許可するよう要求する」と非難しましたが、国際社会が有効な手だてを打ち出せない中、軍による弾圧は悪化の一途をたどっています。