政府 海外在住の日本人への新型コロナワクチン接種 方針固める

新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、政府は、海外に住む日本人への対応方針を固め、希望者は、政府が新たに開発する接種の管理システムを通じて予約したうえで、日本に一時帰国して空港などで接種を行うなどとしています。

新型コロナウイルスのワクチン接種が国内で順次進められる中、政府は、途上国を中心にワクチン接種が始まっていない国や地域に住む日本人にも迅速に接種を進める必要があるとして、このほど具体的な対応方針を固めました。

それによりますと、接種の希望者は、政府が新たに開発する接種の管理システムを通じて予約を行ったうえで、日本に一時帰国して成田空港か羽田空港、またはその周辺の施設で接種を行い、3週間後に再度接種を行うとしています。

政府は、こうした対応により接種を受ける人数を20万人程度と想定していて、早ければことし夏ごろから接種を開始する方向で検討を進めています。