「まん延防止措置」 外食業界で感染対策再徹底の動き

新型コロナウイルスの感染の再拡大を抑えるための「まん延防止等重点措置」は12日から適用される地域が6都府県に拡大されます。外食業界では、店内の混み具合を事前にネット上で見えるようにするなど、改めて感染防止に力を入れる動きが広がっています。

飲食店の予約サイトの「ぐるなび」は、仙台市内のおよそ40の飲食店に小型のカメラを設置し、1分おきに撮影した写真を個人が特定されないように加工してネット上に掲載するサービスを始めました。

店内の混み具合を把握できるようにして、すいている時間帯の来店を促すのがねらいです。

カメラを設置している居酒屋の店長は「店内の換気や座席の間隔を気にする人が増えている。実際の状況を見てもらうことが来店の動機になればいい」と話していました。

ぐるなびイノベーション事業部の鈴木信吾さんは「今後、全国にサービスを広めていきたい」と話しています。

外食業界では、大手レストランチェーンの「すかいらーくホールディングス」が飛まつを防ぐ仕切りを増やしたり、しゃぶしゃぶ鍋の中を細かく仕切る試みを取り入れたりするなど、改めて感染の防止や来店客の安心感を高める取り組みに力を入れる動きが広がっています。