大阪府 吉村知事「この週末 不要不急の外出や移動の自粛を」

大阪に「まん延防止等重点措置」が適用されてから初めての週末を前に、大阪府の吉村知事は「医療崩壊を起こさないためには1人でも陽性者を出さないことが重要だ」として、府民に対し、この週末、不要不急の外出や移動を自粛するよう強く呼びかけました。

大阪府内で新型コロナウイルスの感染の急拡大が続く中、吉村知事は9日、記者団に対し「今まで重症化しにくかった40代、50代の人も重症化するリスクが非常に高くなっていて、スピードも早い。病床の確保に努めているが、1人でも陽性者を出さないことが重要だ」と述べました。

そのうえで、「この週末は、不要不急の外出や移動の自粛をぜひお願いしたい。合わせて手洗いやマスク、うがい、3密の回避など、基本的な感染症対策の徹底をお願いしたい」と強く呼びかけました。

また、吉村知事は、今月13日と14日、大阪 吹田市の万博記念公園内で一般の観客を入れずに走る形で実施される聖火リレーについて、公園内に3キロほどのコースを設け、参加するランナーがそれぞれ200メートル程度を走ることで大会の組織委員会と調整していることを明らかにしました。

聖火を迎える式典「セレブレーション」については、今月13日は万博記念公園内で無観客で実施する一方、翌14日に大阪 北区の大阪市中央公会堂前で予定されていた式典は中止する考えを示しました。