タイ バンコクの歓楽街で集団感染 日本大使も訪れその後感染
タイ政府は、首都バンコクの歓楽街で新型コロナウイルスの集団感染が相次いで発生したことを受け、各地のバーやナイトクラブなどを一時的に閉鎖する方針を明らかにしました。
集団感染が発生したナイトクラブには先月現地の日本大使も訪れ、大使はその後、感染が確認されました。
タイでは先月下旬、バンコクの歓楽街にあるバーやナイトクラブなどで、新型コロナウイルスの集団感染が相次いで発生するなど感染が再び拡大していて、9日、1日の新たな感染者数は、全土で559人に上っています。
こうした中タイ政府は9日会見を開き、バンコクをはじめ感染が確認されている41の地域で、バーやナイトクラブなどの施設を10日から少なくとも14日間にわたって閉鎖する方針を明らかにしました。歓楽街では、イギリスで最初に確認された変異ウイルスが広がっているということで、これまでの感染に比べて深刻な事態だとしています。
また現地の日本大使館は、梨田和也大使も先月下旬、集団感染が発生したバンコクのナイトクラブを訪れ、今月3日になって感染が確認されたことを明らかにしました。
タイでは10日から旧正月にあわせた連休が始まり、旅行や帰省で多くの人が移動すると見込まれるため、政府は警戒を強めています。