「雑草を取り除く」ミャンマー軍報道官 弾圧は正当だと主張

ミャンマーで、軍が設置した最高意思決定機関の報道官が記者会見し「木が成長するためには、雑草を取り除かなければならない」などと述べて、デモ隊を弾圧する軍の行為は正当だと主張しました。

軍への抗議デモが続くミャンマーでは、軍が市民への弾圧を一段と強めていて、現地の人権団体によりますと、8日までに、犠牲者は614人となっています。

こうした中、ミャンマー軍がクーデター後に設置した最高意思決定機関「国家統治評議会」のゾー・ミン・トゥン報道官が9日、首都ネピドーで記者会見しました。

この中で、報道官は「木が成長するためには、雑草を取り除き、害虫を駆除しなければならない」などと述べ、アウン・サン・スー・チー氏らを拘束し、デモ隊を弾圧する軍の行為は正当だと主張しました。

そして、スー・チー氏が率いる政党の議員らで組織された「連邦議会代表委員会」について「国民をそそのかして職務を放棄させていることは分かっている。われわれは厳しい行動に出る」などと述べ、圧力を強めていく考えを示しました。

ミャンマー軍 衛星放送受信アンテナ撤去命じる

ミャンマーでは軍が言論への抑圧を続ける中、住民に対し衛星放送の受信アンテナを撤去するよう命じ、応じない場合は強制的な取り外しを進めています。

軍に批判的な地元のテレビ局、DVB=ビルマ民主の声と、ミジマはメディアの免許をはく奪され地上波のテレビ放送が止められたあとも衛星放送などを通じて軍による市民への弾圧を伝え続けています。

軍としては、受信アンテナの撤去を進め、こうした放送を住民たちが視聴できないようにすることで批判的な意見を封じ込めたい思惑があるとみられます。