ライフコーポレーション決算 最終利益 過去最高 自宅で食事増

大手スーパーチェーンのライフコーポレーションのことし2月までの1年間の決算は、新型コロナウイルスの感染拡大で自宅で食事をとる機会が増え食品の売り上げが伸びたことなどから、最終的な利益が過去最高となりました。

ライフコーポレーションのグループ全体のことし2月までの1年間の決算は、売り上げが前の年より6%余り増えて7591億円、最終利益は2倍以上増えて過去最高の178億円でした。

新型コロナウイルスの感染拡大で、自宅で食事をする機会が増え、まとめ買いの需要が高まったことで、食品など1人当たりの購入額が伸び売り上げの増加につながりました。

来年2月までの1年間の業績の見通しについては、125億円の最終利益を予想しています。

会見で岩崎高治社長は「見通しは読みづらいがある程度の目標をもちつつ、臨機応変に対応したい。ネットスーパーの需要は高く、専用のセンターを設けるなど売り上げを拡大していく」と述べました。

岩崎社長「需要は高まると見ている」

東京などに新たに「まん延防止等重点措置」が適用されることについて、大手スーパーチェーンの「ライフコーポレーション」の岩崎高治社長は9日の記者会見で「われわれの従業員の感染者数の推移を見ても、東京も増えてきているので、政府の対応は的確ではないか」と述べました。

そのうえで「消費者は外出や外食を控えるので、スーパーマーケットの需要は高まると見ている。全体でみると財布のひもが堅くなっているという状況ではないと思う」と述べ、食品などの需要は高い状況が続くという認識を示しました。