河野規制改革相 高齢者接種の必要量ワクチン 6月中確保に

新型コロナウイルスのワクチン接種を担当する河野規制改革担当大臣は、全国のおよそ3600万人の高齢者が2回接種するのに必要な量のワクチンを6月中に確保できる具体的な見通しがついたことを明らかにしました。

来週12日から高齢者へのワクチン接種が始まることに関連して、河野大臣は記者会見で「6月分の供給量が固まってきた。EU=ヨーロッパ連合の承認が前提となるが、合計して3万8495箱となる」と述べ、全国のおよそ3600万人の高齢者が2回接種するのに必要な量のワクチンを、6月中に確保できる具体的な見通しがついたことを明らかにしました。

そのうえで「来月中旬以降は、ほしいと言われた量を出せる態勢になる予定で、自治体もフルスイングで打ってもらえると思う。人口の少ない自治体は、早いうちに、基礎疾患がある人への接種に移行することになる」と述べました。

一方、河野大臣は、アレルギーなどで、ワクチンを打てない人も一定数いるとして、接種しない人が不利益を被らないためのガイドラインを作成したいという考えを示しました。