女性のEU委員長 トルコ大統領との会談で席なし 欧州側が批判

EU=ヨーロッパ連合のフォンデアライエン委員長とミシェル大統領が今週、トルコでエルドアン大統領と会談した際、フォンデアライエン氏だけ、エルドアン大統領の隣に座ることができず、ヨーロッパ側では女性のフォンデアライエン氏が軽視されたのではないかと批判の声が出ています。

EUのフォンデアライエン委員長は今月6日、ミシェル大統領と共にトルコを訪れてエルドアン大統領と会談しました。

この際、エルドアン大統領の隣にミシェル大統領の席は用意されていましたが、フォンデアライエン委員長の席はなく、委員長は戸惑ったようなしぐさを見せたあと、少し離れたソファーに着席しました。

6年前、前任のEU委員長のユンケル氏がEUの大統領とトルコを訪問した際には、エルドアン大統領の両隣に席が用意されただけに、今回、ヨーロッパ側では女性のフォンデアライエン氏が軽視されたのではないかと批判の声が出ています。

イタリアのドラギ首相は8日、「委員長が恥をかかされ、非常に残念だ」と述べたうえで、エルドアン大統領を「独裁者」と呼んで批判しました。

これに対してトルコは「EU側の要望に沿って席を準備した」と反論していて、トルコ外務省がイタリアの大使を呼んで抗議するなど、外交問題に発展しかねない状況です。