国連 ミャンマー情勢で特使が隣国タイ訪問へ 働きかけ要請か

国連は、ミャンマー情勢について協議するため、担当の特使が隣国タイを訪問すると発表しました。国連としては、ミャンマー軍が市民への弾圧をやめるよう、ASEAN諸国による働きかけを要請する見通しです。

国連は8日、スイスの外交官出身でミャンマー問題を担当するバーグナー特使が、今週、ミャンマーの隣国タイを訪問してタイ政府の関係者と会談すると発表しました。

また、タイを訪れた後、他のASEAN諸国も訪問する方向で調整中だとしています。

国連の報道官は8日、記者会見で、「ミャンマーで続く危機に国際社会が対処するには、ミャンマーの安定に向けた影響力を行使できる近隣諸国の一致した努力が求められる」と述べて、ミャンマー軍が市民への弾圧をやめるよう、ASEAN諸国が結束して働きかけることを要請する見通しです。

一方、ミャンマーへの訪問については、ミャンマー軍の了解が得られていないとして、現時点で訪問が実現する見通しはないという認識を示しました。

国連としては、事態の打開に向けた糸口を探るため、まずはASEAN諸国を訪問し一致した対応を促すのが狙いですが、内政不干渉を原則とするASEAN諸国が国連の要請にどこまで応じるかは不透明です。