入管施設収容のスリランカ人死亡で調査結果の中間報告 管理庁

先月、名古屋出入国在留管理局に収容されていた30代のスリランカ人の女性が死亡したことについて、出入国在留管理庁は、女性が亡くなるまでの体調の変化など、これまでの調査結果の中間報告を公表しました。

引き続き、死因の確認を進めて、施設の対応が適切だったかなどについて検証を行うことにしています。

先月6日、名古屋市港区にある名古屋出入国在留管理局に収容されていた30代のスリランカ人の女性が死亡し、出入国在留管理庁は、死亡の経緯などの調査を進めていて、中間報告を公表しました。

それによりますと、女性は、おととし1月から不法滞在で、去年8月「スリランカに帰国したい」などと訴えて警察に出頭し、名古屋出入国在留管理局に収容されたということです。

しかし、新型コロナウイルスの影響で、航空便が減って帰国が困難となり日本人の支援者と面会を重ねた結果、日本にとどまることを希望するようになり、一時的な釈放を求める申請を行っていたということです。

ことし1月中旬以降、吐き気や体のしびれなどの体調不良を訴え、施設内や外部の病院で、合わせて4人の医師の診察を受けて、逆流性食道炎や精神的な病気の疑いがあると診断され、薬を処方されていましたが、先月6日、死亡したということです。

出入国在留管理庁は、引き続き、死因の確認を進めていて、調査に加わっている第三者の意見も踏まえた上で、施設の対応が適切だったかなどについて検証を行うことにしています。

上川法務相「事実関係解明し対策を」

上川法務大臣は、記者会見で「命に関わることなので、対応に問題があったのかどうか、事実関係の解明をした上で、対策をしっかりと講じたい。死因に関して一定の結論を得たあとに、最終的な調査結果と必要な改善策をとりまとめる予定だ」と述べました。