ミャンマー 2月以降 市民600人以上 死亡 現地人権団体まとめ

軍による市民への弾圧が続くミャンマーでは、クーデター以降、治安部隊の発砲などにより市民600人以上が死亡したことが現地の人権団体のまとめでわかりました。

軍側は、抗議活動に人々を駆り立てているなどとして著名人を相次いで拘束し、締めつけを一層強めています。

ミャンマーでは8日も、最大都市ヤンゴンや、南部のダウェーなど各地で軍に対する抗議活動が行われ、参加した人たちが「軍事独裁を倒そう」などと声を上げながら行進しました。

現地の人権団体のまとめによりますと、軍の弾圧によって7日の1日だけで20人以上が死亡し、2月1日のクーデター以降、8日までに、治安部隊の発砲などで死亡した人は、614人に上るということです。

一方、軍は8日、ミャンマーや隣国タイで人気のモデル、パイン・タコンさんを拘束したと国営テレビを通じて明らかにしました。

これまでパイン・タコンさんは、抗議活動に参加してその様子をSNSに投稿していて、地元メディアは家族の話として、8日午前5時ごろ自宅にいたパイン・タコンさんを軍や警察が連行していったと伝えています。

軍側は、抗議活動に人々を駆り立てているなどとして俳優やコメディアンなど著名人を相次いで拘束していて、締めつけを一層強めています。

米 宝石など扱う国営企業を制裁対象に

アメリカ財務省は8日、ミャンマーでクーデターを起こした軍の資金源になっているとして、宝石などを扱う国営企業を新たに制裁の対象に加えたと発表しました。

これによってアメリカ国内の資産が凍結されるほか、アメリカ人との取り引きが禁止されます。

ブリンケン国務長官は声明で「軍が暴力をやめ、不当に拘束されている人たちを解放するまで、収入源に対する圧力を高め続けるという明確なメッセージだ」と述べました。

アメリカはこれまでにミャンマー軍トップのミン・アウン・フライン司令官をはじめ、軍の幹部や関係する企業などに資産凍結や輸出規制などの制裁を行っていて、国際社会から非難の声が高まるなか軍への圧力を強めています。