“アストラゼネカなど開発ワクチンと血栓に関連性”で各国対応

EMA=ヨーロッパ医薬品庁が、アストラゼネカなどが開発した新型コロナウイルスワクチンの接種と、接種後に確認された血栓に関連性がありうるとする調査結果を発表したことを受け、接種に年齢制限を設けるなど各国の対応が相次いでいます。

アストラゼネカなどが開発したワクチンをめぐっては、接種後に血栓などが確認された例が報告されていて、EMA=ヨーロッパ医薬品庁は現地時間の7日、ワクチンと血栓の間に関連性がありうるとの認識を示しました。

これを受けてイタリアはアストラゼネカのワクチンの接種を60歳以上に限るとし、すでに1回接種している場合は60歳未満でも2回目の接種を進めるとしています。

また、スペインもアストラゼネカのワクチンの接種は60歳から65歳の人たちに限ると発表しました。

さらにオーストラリアは、50歳未満の人に対しては禁止はしないもののファイザーのワクチンを優先して接種するよう推奨すると発表しました。

ただし50歳未満でもすでに1回接種していて深刻な副反応が出ていなければ2回目の接種を受けられるとしています。

このほかイギリスの当局も7日、記者会見し、血栓が確認された例について検証を進めた結果、30歳未満に対しては別のワクチンの接種を勧めると発表しました。

ただ、イギリスとEUいずれの規制当局も、接種による利益がリスクを上回るとして今後も接種を進めることが重要だとの見解を示しています。